いよいよ定年。その後の働き方は?

以前は60歳から支給されていた厚生年金は現在、支給年齢が段階的に引き上げられ受給開始年齢は、原則65歳からとなっています。人生100年時代と言われる中、60代も悠々自適な年金生活になるには、まだまだ先の話になりそう。
60代が働く理由は?
まず多くのシルバー世代にとってなぜ、働くのか?と言う大きな理由の多くをあげると下記の3つがあげられます。
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1.生活費を稼ぐため
- 65歳まで年金支給のつなぎとして働く。
- 年金だけでは生活維持が難しく、自分が自由に使える小遣いが欲しい。
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2.社会との関わりを持ちたいから
- 65歳定年後、3ヶ月~6ヶ月はゆっくり悠々自適な年金生活を過ごしていたが、徐々に社会からの疎外感を感じるようなった。仕事を通じて同年代だけでなく若い人たちとの交流もでき、新鮮な生活が送ることができる。
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3.健康のため
- 健康維持のため、何か運動を始めたものの長続きせず、軽作業の仕事を短時間する。
- 一日中家で過ごすと、メリハリのない生活になり適度に体を動かす施設巡廻の警備の仕事をする。
定年退職後の働き方
- 1.雇用延長
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定年を迎えたサラリーマンにとって一番多く選択する働き方となるが「雇用延長」。厚生労働省の調査によると、定年を迎えた約8割の人が雇用延長を選ぶと言われています。
- 2.転職(正社員)
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今まで勤めた会社に雇用延長で働く方も多いのですが、正社員から嘱託社員や契約社員になり給与体系も変わることが多い現状です。まだまだ、稼ぎたい(稼がなければいけない)人にとっては転職して正社員として働くことが必要です。
- 3.アルバイト
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アルバイトで働く人は、積極的に選んでいる人と仕方なくアルバイトを選んでいる人に分かれます。積極的に選んだ人は経済的に余裕があるか、健康維持や社会と関わりの為に短時間だけ近隣で働くことが多い傾向にあります。例えば体を動かす軽作業の仕事、警備の等の見回りの仕事などです。仕方なくアルバイトを選ぶ人は、本来、バリバリ稼ぎたいが正社員採用に繋がらなかったと言うことが多いようです。
- 4.独立
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今までの経験・人脈を活かして企業を興すことも選択肢のひとつです。例えば、生保会社で長年培ってきた顧客とのつながりを活かし、保険代理店として独立する。といったこともあるようです。
定年退職後の働き方
働くことを通じて社会から「感謝」と「必要とされる喜び」を得ることができる。
