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一度は訪れたい!国宝「5城」~続編~

松江城(本丸)/筆者撮影

やっと行けました!

新型コロナウイルスが5類に移行し、気兼ねなく旅行ができる世の中になりました。正編でも書きましたが、国宝5城のうち、姫路城・彦根城・松江城にはまだ行ったことがありません。2023年のうちに47都道府県を制覇するため、最後の砦、鳥取県に行きたいと考えました。鳥取県に行くなら隣の島根県にある松江城もセットで行こうと思いつき、念願の松江城へ行ってきました。今回はその様子をご紹介します。

☆松江城は現存12天守のひとつで、山陰地方で唯一の現存天守です。関ケ原の戦いの功績により、出雲を与えられた堀尾吉晴によって築かれました。高さ30メートルの天守は桃山様式の天守として築城当時のままの姿を残しています。また、戦前に国宝に指定されましたが、1950年(昭和25年)、制度の変更により、国宝指定を外され重要文化財となりました。その後、研究が進み、松江城の築城時期を証明する祈祷札の発見などにより、2015年に松江城の天守閣は国宝に再度指定されました。

本丸へ行く前に

駐車場の都合により、大手門前からではなく、南門から攻め入ることになりました。(松江城周辺は、週末になると無料駐車場が数か所解放される、珍しいお城です。おかげで時間を気にせず、ゆっくり楽しむことが出来ます。)

まずは紅葉を楽しみながら、二ノ丸への険しい階段を上りました。本丸に続く階段の手前に「松江神社」がありました。はやる気持ちを抑え、参拝。参拝の証である御朱印を頂きました。ここの狛犬は、後ろ足を立てていつでも飛びかかれる態勢なのが印象的でした。

いざ本丸へ

もうひと踏ん張り階段を上ると、ようやく松江城の象徴・国宝の天守が残る本丸に到着しました。
黒い。
良く観察すると全体が黒いわけではなく、南側の壁は白く、西側の壁は黒いのが特徴(写真手前が南側)。これには理由があります。山陰地方は降雨量が多いため、この雨風からお城を守るため、湿気防止・耐久性を高めるため、外壁の染料には柿渋やススなどを混ぜたものが使われています。このため黒い部分が多いのです。
400年前から変わらない姿で現存する天守閣。侘び寂びとはこういう事なのでしょうか。。。

天守内はひんやりとして、外観以上に広く感じました。石落としや※狭間(さま)が数多く設けられ、ここは他のお城と同じでした。ただこの松江城は珍しいことに天守内に井戸が現存しており、籠城戦への備えと覚悟を感じました。永遠に続くかと思われた急な階段を登りきると、最上階である6階は360度のパノラマで、城下から宍道湖まで見渡すことができ、絶景でした。(思いを馳せたかったのですが、実際は強風で柱につかまってました。)

12月ということもあり、黒い天守閣と白い雪で、まるで水墨画のような松江城を見れるかもしれないという期待は大いに裏切られ、気温20度の晴天でした。雪化粧の松江城は1-2月限定で見ることができるそうです。

※狭間(さま)は、鉄砲や矢を放つための防御施設の一つです。狭間の形には、長方形、正方形、三角形、円形などがあり、武器により使用する狭間が決まっています。

残るはあと二つ!

残すところ姫路城と彦根城の2城となりました。姫路城は新幹線を途中下車して行けるな、彦根城は琵琶湖環状線を1周するときに、立ち寄ってみようかなと、どのように制覇するか考えるだけでわくわくします。相変わらずお城の歴史には疎いままですが、自分なりに楽しんでみます。
是非みなさんも自分なりの楽しみを作り、仕事に趣味に、充実した毎日を送ってください。

更新日:2024年2月22日

【参考】
しまね観光ナビ:https://www.kankou-shimane.com/pickup/26943.html

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