老眼予防！30代･40代からの対策でシニア世代まで目の若さをキープ！

出典：ACワークス

環境と目の使い方で老眼の進行を予防！

老眼は40歳頃から徐々にはじまり65歳頃までに誰もが経験するといわれる老化現象の一つです。
また、老化に伴う症状のため、老化を止めることができないのと同じように、老眼を止めることはできません。
そのため「老眼は加齢によって起こるものだから仕方がない」と
諦めている方も多いのではないでしょうか。

老眼との正しいつき合い方を知り早めの対策を心掛けることで、
発症を遅らせることや、すでに症状が出ている方も進行を遅らせることが可能です。

ここでは、老眼の原因や症状について理解をして、予防や改善に繋げましょう。

老眼とは

手元の文字が見えにくい。ピントが合いにくい。夕方になると目が疲れる。
そう感じたら老眼かもしれません。
目の中には水晶体というレンズの役割をするものと、それを動かす毛様体筋（もうようたいきん）という筋肉があります。
通常近くを見るときは水晶体を厚く、遠くを見るときは薄くして目はピントを調整しますが、
年齢を重ねるとこの2つの器官が衰えピントを合わせにくくなります。この状態を老眼といいます。

また近年は、加齢以外にスマホやパソコンを長時間見続けることで
毛様体筋が緊張状態となり凝り固まって、ピント調節ができなくなる老眼と同様の症状の
「スマホ老眼」が10代・20代の若い層に増えていることが問題になっているようです。

予防・改善方法◆日常編

老眼予防は老眼の症状が出る前に行なうのが理想ですが、
症状が出始めてからでも進行を遅らせることに繋がります。
今日からでも出来ることを紹介するので気軽に取り入れてみてください。

≪意識して目を休める≫
パソコン・スマホを1時間使用したら5～10分程度の休憩を心掛ける。
休憩時は、定期的に天井を見上げ首を伸ばすストレッチや、
意識的にまばたきをして目を動かすなど目のマッサージが効果的！
お仕事などで長時間使用が避けられない場合は、ブルーライトカットのメガネの着用や
液晶スクリーン保護フィルムを貼るなどの対策が効果的です。

≪目の紫外線対策≫
サングラス・眼鏡（コンタクトの方はUVありのレンズ）の使用がおすすめです。
さらに目の周りに影ができる「つばの広い帽子」の併用が効果的です。

≪度数が合った眼鏡・コンタクトレンズを使用≫
度数が合っていないと目に余計な負担を掛け体調を崩してしまうこともあるため
老眼を感じ始めたら早い段階で老眼鏡をつくるのもひとつです。
視力に合った老眼鏡を活用することで、
目への不要なダメージを抑えることができ、かえって目によいと言われています。

≪よく噛んで食事をする≫
噛むことは脳や口腔内の血流をアップさせる働きがあり、白目の血流にも影響します。
普段の食事ではよく噛むことを意識して、歯ごたえのある食べ物を積極的に取り入れましょう。

予防・改善方法◆食べ物編

食生活は老眼予防にもとても大事です。
いくつか老眼予防（目の疲れ）にオススメな栄養素をご紹介するので、
身体の中から健康にしつつ老眼予防もおこないましょう。

◆アントシアニン（疲れ目などの症状に効果あり）
　ブルーベリーやぶどう、カシス、なす、紫いも、ごまなど紫や赤、青色の食べ物に含まめれます。
◆ルテイン（紫外線による老眼のリスクを抑える効果あり）
　ほうれん草やレタス、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれます。
◆コンドロイチン（老眼の回復や白内障の予防などに効果あり）
　納豆やオクラ、山芋、うなぎなど潤滑油のような働きを持つ栄養素に含まれます。

この他にも、かすみ目や疲れ目の改善効果に効くビタミンB1(豚肉やサバ、大豆等)、
ビタミンB2(納豆やレバー、牛乳等)、ビタミンC(小松菜、アセロラ、レモン、キウイ等)や、
視界の明るさを保つビタミンA（うなぎ･レバー､にんじん､かぼちゃ等)も効果があります。

このように、たくさんの食べ物に老眼予防に役立つ成分が含まれています。
バランスのいい食事を行いながら予防や改善に努めましょう。
尚、食事だけで摂取するのが難しい場合はサプリメントも活用することもおすすめです。

◆まとめ

老眼の仕組みや予防方法や改善策をご紹介しました。

老眼は老化現象のひとつですが、
日々の生活の中で、体力だけではなく「目を鍛える」という意識も持ちながら
バランスの良い食事を心掛けたり、マッサージなどセルフケアを行ってみてはいかがでしょうか。

老眼対策を取り入れることで目の若さもキープしながら、健康的な生活を送りましょう。


【参考】
◆ロート製薬株式会社
https://jp.rohto.com/learn-more/eyecare/all/rougan/

更新日：2023年11月10日