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新・湯治のすすめ

出典:環境省 新・湯治イメージパンフレット

湯治とは?

湯治(とうじ)とは、温泉地に長期滞在し、温泉に浸かったり飲泉するなどして温泉の有効な成分を体に取り入れることで、体調を整え病気の治療や療養を行うことをいいます。1週間や数週間、長いと1ヶ月以上を温泉地で過ごし、心身ともにリフレッシュするものです。
湯治の歴史は古く、奈良時代にはすでに湯治の習慣があったとされていますが、権力者など一部の人たちのみ限られたものでした。その後、江戸時代になると街道が整備されて温泉地への移動が楽になり、一般庶民にも広まったといわれています。
しかし、忙しい現代人にとって、長期間の休暇を取ることが難しいため、実行するにはかなりハードルが高いことかもしれません。

環境省が推進する「新・湯治」

環境省では数年前より「新・湯治」という健康法を推進しているそうです。温泉に浸かるだけでなく、温泉地周辺の自然・歴史・文化・食なども楽しむ事で、心身ともに健康になろうという取り組みです。
環境省の調査によると、実際に、温泉に浸かるだけよりも健康効果が得られる事も分かっています。また、日帰りや一泊二日などの短い期間でも十分な効果があるそうです。(※1)
そのこで今回は、「新・湯治」を通して心身の健康や温泉地の活性化などを目的とした、現代のライフスタイルに合った温泉地の過ごし方について提案します。

温泉地での様々な過ごし方

◆絶景
温泉地には美しい景色があります。季節によって異なる美しい景色を堪能しましょう。

◆自然の中での遊び
自然を生かしたアクティビティを楽しみましょう。(カヌー、ラフティング、トレッキング、サイクリング、スキー、スノーボードなど)

◆美容
温泉の力を活かした美容・保養プログラムを利用してみましょう。(温泉水を使ったボディケア・ヘアケア・フェイシャルケア、旅館でのマッサージなど)

◆ふれあい
旅館・土産物屋・飲食店で、そして移動中などにも地域の人達や他の訪問者と話してみましょう。または、水族館・動物園・牧場など、動物とふれあえるプランもオススメです。(人や動物とふれあうと、心地良いと感じると出る脳内伝達物質「オキシトシン」の分泌量が増えるそうです)

◆食
温泉地には独自の食文化があります。地元の名物を積極的に食べることで、温泉旅の満足度が上がります。

◆文化体験
温泉地には独自の歴史・文化があります。神社仏閣、庭園、資料館、美術館などを訪れてみましょう。

どこの温泉地に行くか迷った時は、「国民保養温泉地」がオススメ!

いつも来ている温泉地で過ごすのもいいですが、訪れたことがない温泉地に行き、新しい出会い・発見にワクワクするのも楽しそうです。
どこの温泉地に行くか迷った時は、「国民保養温泉地」を選んでみませんか?
国民保養温泉地とは、温泉利用の効果が十分期待され、かつ、健全な保養地として活用される温泉地を環境大臣が指定するものです。国民保養温泉地の選定は、「温泉の泉質及び湧出量に関する条件」や、「温泉地の環境等に関する条件」などの基準によって行われており、現在、全国で79箇所が指定されています。環境省のホームページでもチェックできるので、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
短期間の温泉地訪問を年に複数回行うことで、様々な健康効果が得られるそうです。
温泉地では、その土地ならではの多様なプログラムを楽しみ、地域の人達や他の訪問者とふれあい、温泉も堪能する「新・湯治スタイル」で過ごしてみませんか。

【参考】
 環境省HP
 新・湯治の推進:https://www.env.go.jp/nature/onsen/spa/index.html
 国民保養温泉地:https://www.env.go.jp/nature/onsen/area/index.html

【引用元】
 (※1)環境省全国「新・湯治」効果測定調査プロジェクト3カ年調査結果集計:https://www.env.go.jp/nature/onsen/pdf/6syousai.pdf

更新日:2023年8月10日

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