職場での「ありがとう」の伝え方(前編)
職場での「ありがとう」の伝え方(前編)
すみません≠ありがとうございます
あなたはエレベーターに乗っています。エレベーターが停まる度に、ボタンに近い方が操作をしています。あなたが行きたいフロアに着きました。ボタンに近い方は「開」ボタンを押しています。「ありがとうございます」と伝えますか?それとも「すみません」と伝えますか?それとも会釈派ですか?筆者は「ありがとうございます」派です。理由は自分が言われたとき単純に嬉しいからです。「すみません」には謝罪のニュアンスがあるので、使わないよう意識しています。
今回は職場での「ありがとう」の様々な伝え方をお伝えします。そしてよりよい職場環境を作る些細なきっかけになれば幸いです。
「ありがとうございます」だけでは感謝は伝わりにくい、その理由は...
伝えたつもりでも「ありがとうございます」だけでは、感謝の気持ちが届かないこともあります。心に届くようにするにはどうすればいいのか。まずはどうして届きにくいのか、その理由をお伝えします。
1、 マニュアル的な「ありがとう」で溢れている社会
コンビニエンスストアやスーパーで「ありがとうございます」と言われても感動する人はそういないと思います。社会には「ありがとうございます」という言葉が溢れています。素敵なことです。ただ残念なが
ら感情の伴っていない「ありがとうございます」も多いというのが現実です。
2、反射的な「ありがとう」は心に響かない
何かをしてもらったときに「ありがとうございます」というのは大切です。しかし、その場で反射的に出た「ありがとうございます」を1度だけでは、感謝は相手の心に届きにくいことがあります。「ありがとございます」だけで伝えるのであれば「複数回」「時間をおいて」といった工夫が必要になります。職場で実践できそうですね。
3、感情表現や苦手な人の「ありがとうございます」
「ありがとうございます」だけでも、表情や声のトーンによっては、感謝の気持ちが相手の心に伝わります。しかし、照れてしまうのか感情を表現することが下手な人たちもいます。感謝の気持ちを伝えるときは、少し大げさなくらいが丁度いいので、抑えた表情や声では、なかなか伝わりにくいのです。常時マスクを着用している今は、表情が伝わりにくいので、声のトーンが大事になってきます。
「ありがとうございます」という一言だけで、感謝を伝えるのが難しい理由が分かっていただけたかと思います。解決策としておすすめなのは、「ありがとうございます」に他の感謝表現をプラスすることです。「ありがとうございます」だけではない表現のバリエーションを持つことで、気持ちが伝わりやすくなります。そして働きやすくなるはずです。後編では職場での「ありがとう」の使い分けやバリエーションをお伝えしていきます。
(参考) All About
https://allabout.co.jp/gm/gc/486770/
更新日:2021年3月26日
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