シルバーギアシルバーギア

はたらく、ずっと輝く。

メニューを閉じる

メニュー

みんなのシルバーひろば

終活年賀状(前編)

終活年賀状で来年からの年賀状を辞退する?

電子メールやSNSの普及により、年賀状を出す人が年々少なくなっているのは若者だけではありません。高齢者も、年齢を考慮したり終活の一環で、年賀状の辞退を考える人が徐々に増加しています。年賀状を控えるといっても、どう伝えれば良いのかいまいちピンと来ないという方も多いでしょう。この記事では、終活年賀状の出し方、また逆に受け取った時の対応について解説します。

辞退する理由は主に二つ

「高齢」
まずは高齢が理由で、年賀状を書く・管理する等の作業をこなす体力の低下が挙げられます。年賀状は日本の新年の風物詩で、挨拶として慣習化しています。慣習を大切にされる高齢の方ほど、年賀状を 1枚ずつ丁寧に書かれるケースが多く見られます。こだわりをもって書くのは素敵なことですが、量が増えるほど体に負担がかかり体力的にきつくなってしまいます。

「煩わしい」
高齢の方ほど年始の挨拶を大切にされる傾向があります。年賀状を貰ったのに送り返さないのは失礼に当たると考えて、お返しするのが一般的な礼儀となっています。しかし、中には 年賀状だけのやり取りになっている方もいるかと思いますし、処分のタイミングも難しいです。年賀状は一年に一回しか出さないものですし、そのために管理するのが煩わしいと感じる方もいるかと思います。

年賀状を辞退するタイミング

どのタイミングで伝えるにしても、 相手と縁を切りたいといった解釈をされないような文言を選びましょう。あくまでもこちら側の都合であることを意識して伝えれば、相手の気分を害したり誤解を生むことありません。

「引っ越し」
引っ越しの予定がある方は、住所が変わることをお知らせするのと一緒に年賀状についても触れると良いです。引っ越しであれば年賀状を控えることを自然に伝えられますし、相手にも気を遣わせる心配がありません。

「相手が年賀状を準備する前」
年賀ハガキは年末の11月1日から発売が始まります。そのため辞退の意思が固まっているなら、 相手が年賀状を準備し始めるタイミングより前に伝えておくと親切です。その場合は主に手紙を使うかと思いますが、明るい文面になるよう心がけましょう。

「来年から辞退する場合は年賀状で」
一般的には その年の年賀状を送るのと一緒に、来年から年賀状を控えることをお伝えするパターンが多いようです。この場合でも、「どなた様へも」などの文言を入れて誰にも送らないということを伝えると良いです。

終活年賀状・年賀状辞退する際の構成

1. 辞退の理由
辞退を伝えるタイミングにもよりますが、年賀状に追記する場合は年始の挨拶の後に理由を書きます。理由は、高齢や体力が落ちてきているなど正直に書くと相手から理解されやすいです。

2. 辞退するという言葉
相手が気分を害さないよう、伝えにくいことをオブラートに包んで表現するのは日本の素敵な習慣です。しかし来年から年賀状を辞退する予定であることは、はっきりと文面で伝えましょう。その後でお詫びの言葉を加えると丁寧な印象を持たれます。

3.感謝や今後のお付き合いに関して
年賀状を辞退する意思を伝えたら、これまでお世話になった感謝の気持ちを伝えましょう。それと一緒に、今後もお付き合いを続けたい気持ちを追記すると心配や誤解されることもありません。また、こちらからは送らないけど相手方からは引き続き届くケースもあると思います。そのような場合は、 無礼を許していただきたい旨の言葉を加えておくと丁寧です。

4. 結びの言葉
最後は、手紙を書く場合と同じように 結びの言葉で締めます。相手の健康や幸せを願う言葉で終わらせましょう。

今後も付き合いを大切にしたい

いかがでしたでしょうか。年賀状を辞退する挨拶で避けたいのが、相手にこちらが付き合いを辞めたいと思っていると誤解されることです。相手を思いやる気持ちを持って失礼のない文章を心がけましょう。

後編では、終活年賀状・年賀状辞退を受けっとった際の対応をご紹介します。

(参考)みんなの終活 | 今知りたいライフエンディングのこと https://minnshu.com/news/1458

更新日:2020年12月25日

「みんなのシルバーひろば」では皆さんのご意見・ご要望をお待ちしております!
ご意見・ご要望は、以下の「銀のたまご意見箱」よりお送り頂けます。
「あれが気になる」「これについて教えて」など、どんな事でも構いませんので是非お声を聞かせて下さい!

検索

上に戻る