シルバーギアシルバーギア

はたらく、ずっと輝く。

メニューを閉じる

メニュー

みんなのシルバーひろば

本当に怖い「脂肪肝」 (前編)

<あなたの肝臓はフォアグラ状態になっていませんか?>

食生活の欧米化や、運動不足になりがちな生活習慣などにより、年々急激に増加している脂肪肝。脂肪肝とは、肝臓の細胞内に中性脂肪が多く溜まっている状態のことです。今や日本人の3人に1人が脂肪肝といわれており、ポピュラーな”現代病”の一種です。男性は30代以降、女性は50代以降に増加する割合が高いです。

飲み過ぎが原因でなる脂肪肝を「アルコール性脂肪肝」といいます。一方、アルコールを飲まなくても、食べ過ぎ・運動不足などによる肥満や、糖尿病などが原因でなる脂肪肝を「非アルコール性脂肪肝」といいます。前者は節酒・断酒で、後者は食べ過ぎや運動不足などの生活習慣を改め、肥満を解消することで、それぞれの症状を改善することが可能です。

<自覚症状がなくじわじわ進行し、放置すると悪化して”がん”になる可能性も!>

肝臓は”沈黙の臓器”と呼ばれています。アルコール性脂肪肝・非アルコール性脂肪肝ともに、初期段階では痛みなどの自覚症状がありません。ただし、脂肪肝になると、血液がドロドロになり血流が悪くなるため、全身の細胞に酸素と栄養がいきわたらなくなり、下記のような症状が出る場合もあります。
*疲れやすい
*根気が続かない
*肩がこる
*頭がボーッとする

しかし、初期段階を過ぎても放置していると、肝炎から肝硬変へ、さらには肝がんなどに進行するリスクが高くなります。定期的に健康診断や人間ドッグを受診して、早期発見をすることが不可欠です。

<脂肪肝の予防・改善策は?>

◎肥満を解消しましょう
肥満度を表す指標であるBMIを25以下にすることを目標にしましょう。
BMIは体重(kg)÷<身長(m)の2乗>で求められます。
日本肥満学会の定めた基準によると、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」、30以上は「高度な肥満」に分類されます。例えば、身長160cm、体重65kgの人であれば、BMIは25.4で「肥満」の仲間入りです。

◎肥満ではなくても、若い頃より太ってきた人は減量しましょう
BMIが25以下でも、20代の頃より体重が2割以上増えている人は減量した方がよいでしょう。

肝臓に中性脂肪が蓄積され、脂肪肝を引き起こす一番の要因は「肥満」です。後編では、肥満の解消につながり、脂肪肝を予防・改善する食事や運動などの生活習慣についてお話します。

《参考》素敵なあしたへ No.187/2020年10月号(発行元:協和発酵バイオ株式会社)
更新日:2020年10月23日

「みんなのシルバーひろば」では皆さんのご意見・ご要望をお待ちしております!
ご意見・ご要望は、以下の「銀のたまご意見箱」よりお送り頂けます。
「あれが気になる」「これについて教えて」など、どんな事でも構いませんので是非お声を聞かせて下さい!

検索

上に戻る