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みんなのシルバーひろば

労働力調査から見るシルバー世代の労働力人口・就業状況について(後編)

表:シルバー世代の就業率(総務省 労働力調査より)

<就業率とは>

前編ではシルバー世代の労働力人口について述べましたが、後編ではシルバー世代の就業状況についてお伝えします。

就業率は、15歳以上の人口における就業者の割合です。これは総務省統計局が毎月発表している「労働力調査」において完全失業率とともに公表されます。
就業者とは、前編でも述べましたが、働いている人で、一時的な休業者を含みます。

<シルバー世代の就業率>

上図は男女別の就業率について、2019年と10年前(2009年)を比較したものです。
2019年、65歳以上の働いている人の割合は、男性34.1%、女性17.8%です。

2009年から2019年の伸び率は、
【男性】
◆55~59歳・・・3.1%
◆60~64歳・・・10.9%
◆65歳以上・・・5.7%

【女性】
◆55~59歳・・・12.6%
◆60~64歳・・・15.7%
◆65歳以上・・・4.8%

シルバー世代の就業率は、各世代ともに上昇しています。特に男性は60~64歳、女性は55~59歳、60~64歳の伸び率が顕著です。

<シルバー世代の非正規の職員・従業員比率>

次に、シルバー世代の働き方について見ていきましょう。役員を除く雇用者の非正規職員・従業員の割合は、
【男性】 (2020年4月)
◆55~59歳・・・11.0%
◆60~64歳・・・48.0%
◆65歳以上・・・72.3%

【女性】 (2020年4月)
◆55~59歳・・・59.9%
◆60~64歳・・・75.0%
◆65歳以上・・・82.4%

男性は60歳を境に非正規の職員・従業員比率は大きく上昇しています。女性も男性と比較して上昇幅は小さいですが、60歳を境に非正規の職員・従業員比率は上昇しています。

<あなたは、何歳頃まで収入を伴う仕事をしたいですか?>

この質問は、内閣府「高齢者の日常生活に関する意識調査」(2014年)での調査項目のひとつです。全国60歳以上の男女で、現在仕事をしている人のみ(総数1,356人)を集計したものです。
結果は、
1位 働けるうちはいつまでも(42.0%)
2位 70歳くらいまで(21.9%)
3位 65歳くらいまで(13.5%)
4位 75歳くらいまで(11.4%)
5位 80歳くらいまで(4.4%)
以下、わからない・仕事をしたいと思わないなど(6.9%)

現在仕事をしている60歳以上の人の約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答しています。70歳くらいまで、もしくはそれ以上との回答と合計すれば、約8割が高齢期にも高い就業意欲を持っていることが伺えます。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか。
シルバー世代の労働力人口・就業率は年々上昇しています。就業意欲も今後ますます高くなり、それに伴い、働き方(雇用形態や勤務日数・時間)や、能力を発揮できる仕事内容の幅も広がっていくことでしょう。「シルバーギア」では、シルバー世代を積極的に採用したい企業の求人を多数掲載しています。まずは、どんな求人(仕事)があるのか、ぜひご覧ください!

【出典】
就業率、非正規の職員・従業員比率:総務省 労働力調査より

【引用】
就業率とは:BizHintより

更新日:2020年7月3日

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