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みんなのシルバーひろば

労働力調査から見るシルバー世代の労働力人口・就業状況について(前編)

表:労働力人口及び65歳以上の割合(総務省 労働力調査より)

<労働力調査について>

*労働力調査とは*
日本における就業状況、失業者、失業率を把握するため、総務省統計局が毎月実施・公表している統計です。国勢調査と同様、公的統計の根幹をなす重要性の高い統計です。

*調査方法・対象*
無作為抽出により選定される約4万世帯に住む15歳以上の世帯員(約10万人)に、毎月末日から1週間前までの就業状態等について調査票に記入してもらいます。

*調査内容*
就業の形態(正社員か、アルバイトか等)、就業時間(残業時間を含む)、転職についてなどです。

<労働力人口とは>

労働力人口は、労働する能力と意思を持つ15歳以上の人口のうち、「就業者(休業者を含む)」と「完全失業者」を合わせたものです。
「就業者」=働いている人(一時的な休業者を含む)
「完全失業者」=働いていないが、働ける、かつ働きたい人(就業希望者)
労働力人口の数値や増減率は、国の経済力や潜在的成長力を示す指標のひとつです。

<労働力人口は、65歳以上の増加率が顕著>

上図は労働力人口について、2019年と10年前(2009年)を比較したものです。
2009年から2019年の増加率は、
◆15~54歳・・・100.2%
◆55~59歳・・・89.2%
◆60~64歳・・・96.3%
◆65歳以上・・・156.6%

15~64歳までの増加率は、少し減っているか、ほとんど変わらないですが、65歳以上は150%超の非常に高い状況です。

<労働力人口(総数)に占める65歳以上の割合>

労働力人口(総数 )に占める65歳以上の割合について、2019年と10年前(2009年)を比較すると、
◆2009年・・・8.7%
◆2019年・・・13.2%

 10年前より+4.5%もアップしています。

<まとめ>

労働力人口は65歳以上の増加率が突出して高くなっています。それに比例して、労働力人口(総数)に占める65歳以上の割合も上昇しています。

背景として、少子化の影響で、企業が新卒者・若年雇用者を採用するのが難しくなっており、人材確保の動きがシルバー層まで広がってきたこと。また、平均寿命・健康寿命の延びにより、ゆとり・生きがい・健康維持の為に、シルバー世代の就業意欲が高くなってきたことなどによります。

後編は、就業率、正規/非正規職員・従業員の割合などについてです。

【出典】
労働力人口:総務省 労働力調査より

【引用】
労働力調査について:Wikipediaより
労働力人口とは:BizHintより

更新日:2020年6月26日

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