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みんなのシルバーひろば

今、再び注目したい食材 《ナタデココ》

~ナタデココができるまで~

①ココナッツの実を割り、ココナッツジュースを取り出す。
②ココナッツジュースに砂糖、酢酸などを加える。
③ナタ菌を加え、深さ10cmほどの容器に入れる。
④ナタ菌により発酵が始まり、表面に菌の膜ができる。
⑤1~2週間で菌の膜が1.5~2cmの厚さになったら、取り出す。
⑥水で洗い、さいの目に切り、シロップに漬ける。

<ご存じでしたか?ナタデココは発酵食品なんです>

1990年代半ばに大流行して以降、日本で人気が定着したナタデココ。プリプリ、シャキシャキとした食感が心地良く、寒天やゼリーと同じようなものと思われがちですが、似て非なるもの。フィリピンで作り続けられてきた伝統食であり、実は酢酸菌の魔法のような力がつくり出した驚きの発酵食品なのです。

<ナタデココの原料は? どのように作るの?>

主原料はココナッツの中の果汁(ココナッツジュース)。これに酢酸菌の一種であるナタ菌(アセトバクター・キリシナム)を加えてしばらくすると発酵が始まり、表面にナタ菌がつくった菌膜ができます。これが次第に厚くなり、1.5~2.0cmになったものがナタダココです。

<ナタデココは体にいいの?>

◆ナタデココはナタ菌が発酵によりつくり出した菌体です。1970年代に流行した「紅茶キノコ*」と同じ類のものです。

◆主成分は水分と食物繊維なので、お腹の調子を整える効果が期待できます。

◆カロリーが低いため、ダイエット食としてもおすすめです。
100gあたり約73kcalで、サイコロ状の1個を3gとすると、わずか2kcalほどです。但し、ナタデココを漬けるシロップのカロリーは別です。

◆菌体は免疫細胞をサポートするパワーがあるといわれています。

まさに、発酵の恩恵が凝縮されたデザート素材なんです!

*紅茶キノコ・・・東モンゴル原産で、後にシベリアでよく飲まれるようになった発酵飲料。紅茶、もしくは緑茶に砂糖を加え、そこに培地で栽培されたキノコにも見えるゲル状の塊を12~14日ほど漬け込む事で発酵させる。欧米やオーストラリアでは「コンブチャ」と呼び、健康飲料として売られている。(wikipediaより)

<ナタデココを使った簡単デザート>

~ナタデココの抹茶パフェ~
【材料(2人分)】
ナタデココ・・・1カップ
フルーツ(イチゴ、キウイ、バナナなど)・・・適量
ゆであずき(甘いもの)・・・1/2カップ
抹茶アイス、バニラアイス(市販のカップタイプ/約120ml)・・・各1個

【作り方】
①水気を切ったナタデココを器に入れ、食べやすく切ったフルーツとゆであずきを添える。
②抹茶アイスとバニラアイスを大きなスプーンですくい、①の上にのせる。

<まとめ>

ナタデココはクセがないので、抹茶やゆであずきなど和素材との相性も抜群です。
手軽においしいデザートで、発酵食品+食物繊維を摂取してみてはいかがでしょうか。

引用元:協和発酵バイオ株式会社発行 「素敵なあしたへ」 No.182(2020年5月号)より

更新日:2020年5月27日

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