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みんなのシルバーひろば

おいしく減塩サポート

~塩分の取り過ぎによる高血圧などのリスク~

■厚生労働省の調査(平成30年 国民健康・栄養調査)によると、日本人の1日あたり平均食塩摂取量は、男性11.0グラム、女性9.3グラム。この10年では減少傾向にありますが、依然として高水準といえます。塩分の取り過ぎが続くと、高血圧やがんといった生活習慣病のリスクが高まります。

■このため厚労省は今年4月、「日本人の食事摂取基準」を改訂し、1日の食塩摂取の目標値を引き下げました。18歳以上の男性は8グラム→7.5グラム未満に、女性は7グラム→6.5グラム未満に変更しました。しかし、目標値と現状の差はかなり大きく、実現するには個々人が食生活を改める必要があります。

■キッコーマン総合病院の管理栄養士によると、現在は血圧が正常な人でも、高血圧予防のため、塩分を抑えることが望ましいそうです。加工肉や練り物など、元から塩分が多く含まれているものは、特に注意すべき、とのことです。

<はじめに>

ファストフードや外食を利用することが多い人だけでなく、しょうゆやみそを多用する和食中心の食生活を送っている人でも、塩分の取り過ぎには気をつけたいですね。
よく食べられている和食(1人前)の塩分量は...
・味噌汁-2.2g
・肉じゃが-2.4g
・野菜の煮物-2.1g
・さばの味噌煮(2切)-2.5g
・おでん(7個)-2.9g
(医療法人ふなびきクリニックホームページ-医療豆知識より)
目標値と照らし合わせてみると、いかに普段の食事で塩分を多く取っているのか分かりますね。

<塩分制限に配慮した商品が増えています>

近年、食生活を見直すきっかけになりそうな、塩分制限(調整)に配慮した商品が次々と登場しています。今回は最近発売した商品を3つ紹介します。

◆いつでも新鮮 超減塩しょうゆ 食塩分66%カット(キッコーマン食品)
大さじ1杯の食塩相当量を0.8グラムに抑えた商品。/200ml入り
キッコーマン食品が今年2月に発売した商品で、従来品(50%カット)を超え、過去最高の減塩率を実現しました。塩分は控えたが、うまみ成分を多く含んだ「超特選」クラスで、華やかな香りが売りです。

◆減塩食パン(フジパン)
一般的な食パンより塩分を80%カット。/6枚切り-2枚入り
フジパンが今年3月から売り出した商品です。塩はパン作りに欠かせない原料のひとつで、殺菌や生地強化に果たす役割が大きいです。減塩しても品質を維持できるよう原料や製法を工夫し、小麦本来の香りや甘みも感じやすくしています。トーストすると外はサクサク、中はふんわりとした食感が楽しめます。

◆プライドポテト 芋まるごと 食塩不使用(湖池屋)
昆布のうまみでジャガイモ本来のおいしさを引き出したポテトチップス。/60グラム
塩分が高いと思われがちな食品でも、イメージを変えるような商品が登場しています。
湖池屋が今年2月に出したポテトチップスは、名前通りの自信作です。50歳代以上の支持を得ているほか、小さな子どものおやつとして購入するケースも多いです。

<まとめ>

消費者の健康志向を追い風に、減塩商品は今後ますます増えていくことでしょう。これまで気にせずに塩分を取っていた方も、これらの商品を上手く活用することから減塩生活を始めてみてはいかがですか。

引用元:読売新聞 2020年4月27日朝刊掲載記事より

更新日:2020年5月7日

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