「免疫力」で病気になりにくい体づくり（第3回／全7回）

＜病気にならないテキトー生活＞

免疫力を高めるためには、ストレスをため込まないテキトー生活がおすすめです。

＜健康診断の数値は気にしなくていい＞

健康診断の基準値の多くは、20代・30代の人たちを基準としたものです。年をとれば、血圧やコレステロールなどの数値が基準値を超えるのは当然のこと。それでも健康的に暮らしていられるなら問題ありません。極端な数値でなければ、基準値は気にしなくていいのです。

＜運動は適度にすればいい＞

激しい運動をすると、がんや老化の原因となる活性酸素が大量に発生します。さらに運動後には、NK（ナチュラルキラー）細胞の活性が急激に低下します。免疫力を高めるためには、寄り道をしながらの“ゆっくり散歩”がおすすめです。他のことをしながらの“ながらストレッチ”も効果的です。

＜仕事や家事はそこそこでいい＞

「何でも真面目に取り組む人ほど免疫力が低い」というデータがあります。仕事や家事も、完璧にこなそうとするとストレスになります。他人や家族に迷惑がかからない程度に手抜きをしたり、後回しにしたりしながら、気楽にいきましょう。

＜まとめ＞

いかがでしたでしょうか。
他にも．．．食べたいものを我慢してダイエットや粗食にせず、バラエティに富んだものを楽しみながら食べましょう。また、症状の軽い風邪やちょっとした病気は、自宅で安静にしていれば治ります。病院に行かなければ、必要のない薬で免疫力を弱めることもありません。
「これを必ずやらなければならない」などと、自分に目標・義務を課し過ぎず、「何事もほどほどにする」ことを心がけ、ストレスと上手に付き合い、免疫力を維持していきたいですね。
次回（第4回）は、「自分の免疫力をチェックしてみよう！」についてです。

引用元：PHP研究所「からだスマイル」2020年3月号より

更新日：2020年4月17日