老人性難聴と話しかけ方のコツ

いらすとや
夏季休暇に帰省
夏季休暇に帰省した際に、親との会話が以前ほどスムーズにできなくなっていることに気付きました。普段はLINEでのやり取りなので、気付けなかったのです。親にも自覚症状はあり、病院で調べたところ「年相応」との診断で、生活するうえでは問題ないとの結果だったそうです。同じことを2度3度言うことになり、声は徐々に大きくなり、イライラして最後には「もういい」と会話終了。老化現象なのでどうしようもないと分かっていても、イライラ。
そこでお互いに気持ちよく会話をするために、老人性難聴についての理解を深め、話し方のコツを調べてみることにしました。
老人性難聴の特徴
どのように聞こえにくくなるのか。
老人性難聴には通常の難聴と異なる特徴が3つあります。
①高音域から聞こえづらくなる
②特定の発音から聞こえづらくなる
③両耳が均等に聞こえなくなる
※個人差あり
お互いにストレスをためない話しかけ方のコツ
老人性難聴の方と会話していると、うまく意思疎通できずにお互いにストレスがたまってしまうこともあると思います。ですが特徴を考慮した話しかけ方を心がければ、円滑なコミュニケーションも可能なるかもしれません。
老人性難聴の方への話しかけ方のコツは3つあります。
● ゆっくりはっきりとした発声で、意味のまとまりに区切って話す
老人性難聴の方へはゆっくりはっきりとした発声で、意味のまとまりに区切って話しましょう。早口なしゃべり方や、不明瞭な発音では言葉の子音を聞きとることは難しいです。
● 正面から話すよう心がける
正面から話しかければ聞くことに集中できるので、横や後ろから声をかけた時よりも会話を始めやすくなるでしょう。
● 話しかける前に手ぶりなどで注意を引く
老人性難聴の方とは手ぶりなどで注意を引いてから話しかけると、スムーズな会話が可能になります。あらかじめ注意を引くことで、これから会話を始めることがわかりやすくなるからです。
いかがでしたでしょうか
症状は加齢にともなって30代ごろから進行します。老化現象ですので、聞こえにくくなるというのは誰にでも起こり得ます。周囲にこのような方がいる方は、今回ご紹介した話しかけ方のコツを試してみてください。現在自覚症状がある方は、家族や職場の方にこんな風に話しかけてくれるとよりスムーズな会話が可能になる事を伝えてみるのはいかがでしょうか。
筆者もコツを試しながら、下記3つに気を付けながら接してみようと思います。
● 大声で言い聞かせない
● 細かな間違いを指摘しない
● イライラしたら会話を切り上げる
更新日:2025年8月22日
【参考】朝日新聞Re:ライフnet https://www.asahi.com/relife/article/14639521?msockid=0fee85a8a40a694b2c63939ca5e7683e
ミミマガジン:https://www.oliveunion.com/jp/blog/tinnitus/oyanomimigatooi/
「みんなのシルバーひろば」では皆さんのご意見・ご要望をお待ちしております!
ご意見・ご要望は、以下の「銀のたまご意見箱」よりお送り頂けます。
「あれが気になる」「これについて教えて」など、どんな事でも構いませんので是非お声を聞かせて下さい!