思い切り泣いて、心も体もリフレッシュしよう◎

出典：イラストAC

みなさんは最近、思い切り泣いていますか？
「大人が泣くのは恥ずかしい」「泣くのは良くない事」と思って、泣くことを我慢している…という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
でも、涙を流すことはただの感情の発露ではありません。
実は、“泣くこと”には心と体をすっきりとリフレッシュさせる力があるんです。

「泣くこと」のメリット

涙には、目の表面を保護するための「基礎分泌の涙」、ゴミや刺激が入った時に出る「反射性の涙」、そして感情が動いた時に出る「情動性の涙」の3つの種類があります。
その中でも「情動性の涙」は、私たちの心身に様々な効果をもたらしてくれます。

１．ストレスの解消
涙には、ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」を低下させる作用があります。
涙を流して泣くことで、コルチゾールが体外に排出されるので、心が軽くなりスッキリとした気持ちになります。

2．リラックス効果
自律神経は交感神経と副交感神経から成り立ちます。
ストレスを受けたり疲労が続くと交感神経が優位になり、常に緊張状態が続いてしまいます。
「情動性の涙」には自律神経を交感神経から副交感神経へと切り替える働きがあるので、泣くことで副交感神経が優位に働き、自律神経のバランスが整えられ、リラックス状態に戻ることができます。

3．痛みの緩和
涙には「エンドルフィン」というホルモンが含まれていると考えられています。
エンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれる物質で、苦痛を和らげ幸福感をもたらします。
その苦痛とは、身体的な痛みのことだけでなく、感情的な痛みも和らげる効果があるのです。

『涙活』でリフレッシュしよう！

心に溜め込んだ悲しみや苦しみなどのネガティブな感情を吐き出すことで、解放感や安心感を得て心が浄化される心理的な効果を「カタルシス効果」と言いますが、「情動性の涙」は上記のようにストレスを和らげ、心と体をスッキリさせるのに非常に効果的で、カタルシス効果を得られる方法の1つです。

「最近気分がモヤモヤするな…」「ストレスが溜まってシンドイ…」という方は、感動できる映画やドラマを観るなど、意識して涙を思い切り流してみる「涙活」をするとスッキリできるかもしれません。

【オススメ涙活方法】
●感動的な映画やドラマを観る
●音楽を聴く
●泣ける本や絵本を読む
…など

泣けるポイントは人それぞれですので、色々な物を試して自分が感動できるツボを探してみてください。

まとめ

大人になるとどうしても感情を出すことを抑えてしまったり、気持ちを素直に表現できずに我慢してしまったり、本心に蓋をしてしまったり…ということもあると思います。
しかし、感情の抑え過ぎはストレスにつながり、心身に大きな負荷を与えてしまいます。
たまには「涙活」で意識して思い切り涙を流して、自分の感情を解放してみてください！
きっとスッキリして心が軽くなり、リフレッシュできますよ◎

《参考》
◆株式会社日立保険サービス｜心と身体をリフレッシュさせる涙活＼ｒｕｉ－ｋａｔｓｕ（R）
https://www.hitachi-hoken.co.jp/woman/health/p25.html
◆株式会社わかさ生活「あたまナビ」｜涙活で心と体にリフレッシュを！泣くことで得られる効果
https://atamanavi.jp/5732/

更新日：2025年月9月12日