詐欺にだまされない!シニア向け防犯対策ガイド

出典:写真AC
「まさか自分が…」が起こる時代に
「あなたのお孫さんが、事故にあって…」「保険料の返金があるので、ATMへ行ってください」
・・・そんな電話やメール、最近増えていませんか?
ここ数年、シニア世代を狙った詐欺が急増しています。
手口は年々巧妙になり、以前は「まさか自分がだまされるなんて」と思っていた人が、ある日突然、被害に遭ってしまうケースも少なくありません。
特に注意が必要なのが、
「家族や役所を名乗る詐欺」や、「スマホやパソコンを使ったデジタル詐欺」です。
知らない電話番号からの着信や、見慣れないメールを受け取って、「これは本物?それとも詐欺?」と不安に感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。
ですが、ご安心ください。
詐欺は「事前に知っておくこと」で、しっかり防ぐことができます。
このページでは、これまでに報告された最新の詐欺の手口や、今すぐ実践できる予防策、もしもの時に相談できる窓口まで、わかりやすくご紹介しています。
また、警察庁や消費者庁など公的機関が発信している信頼できる情報をもとに、専門的な内容もやさしく解説。
インターネットに詳しくない方でも、読んで実行できる内容になっています。
「こんな詐欺があるなんて知らなかった…」「家族にも教えておきたい」
そんな声が届く、“シニア世代のための防犯ガイド”としてお届けします。
大切な財産と、安心して暮らせる毎日を守るために。
ぜひ最後まで読んで、詐欺から身を守るヒントをつかんでください。
シニアを狙う詐欺の最新手口とは?
シニア世代を狙った詐欺は年々巧妙化しており、特に「身近な人」や「公的機関」を名乗る手口には注意が必要です。
なぜなら、家族や役所を装った連絡は信じやすく、判断力が鈍りやすい高齢者を巧みにだますからです。
たとえば、「おれおれ詐欺」は現在も形を変えて存在しています。
最近では「孫のスマホが壊れたから電話番号が変わった」というメッセージが届き、そこからお金を要求されるケースも報告されています。
また、「還付金詐欺」では、「医療費や保険料の返金があります。
ATMで手続きをしてください」と言ってきますが、ATMで返金処理ができることはありません。
このような詐欺の多くは、メール、SMS、電話を使って「急いで行動させる」点が共通しています。
つまり、「今すぐ手続きが必要」と言われたら、まず疑うことが重要です。
結論として、詐欺の手口を知ることが最大の防御策になります。ニュースや警察の広報サイトで最新の情報を確認し、家族とも常に情報を共有しましょう。
今すぐできる!高齢者向け詐欺対策5選
シニア世代が詐欺被害を防ぐためには、特別な知識や道具がなくても、すぐにできる習慣を取り入れることが効果的です。
その理由は、詐欺の多くは「油断」や「無意識な対応」がきっかけで成立してしまうからです。
<具体的には、次のような対策があります>
1.知らない番号は出ない・かけ直さない
2.家族と合言葉を決めておく(例:「青空」など)
3.電話機に録音機能や自動応答を設定する
4.身に覚えのないメール・SMSは開かない
5.警察や金融機関を名乗っても、まず公式の電話番号にかけ直す
他にも、地域の「防犯講習会」に参加したり、地元警察署が発行する「詐欺注意マップ」を確認することも有効です。
また、最近では「AI詐欺(ボイスクローン)」のような新手の手口も出てきているため、「まさかうちには来ない」と油断せず備えておくことが大切です。
結論として、日々のちょっとした行動を見直すだけで、詐欺のリスクは大幅に減らすことができます。
詐欺被害に遭ったら?相談窓口と対応方法
もし「詐欺かもしれない」と思ったら、すぐに相談窓口に連絡することが大切です。
なぜなら、迅速な対応が被害拡大を防ぎ、犯人検挙にもつながるからです。
代表的な相談先は以下の通りです:
警察相談専用電話「#9110」
→ 土日祝日も対応しており、最寄りの警察に取り次いでもらえます。
消費者ホットライン「188(いやや!)」
→ 全国共通。最寄りの消費生活センターにつながります。
地方自治体の高齢者支援課や地域包括支援センター
→ 詐欺被害や防犯の相談、今後のサポートをしてくれます。
たとえば、最近では「フィッシングメールでクレジット情報を盗まれた」という相談が増えており、カード会社や警察への同時連絡が推奨されています。被害額の補償にも関わるので、自己判断せず専門機関に相談するのが最善です。
結論として、被害を最小限に抑えるには「早く・正しい窓口に相談すること」が何より重要です。「誰にも言えない…」と悩まず、まずは一歩踏み出してみましょう。
まとめ:まずは「知ること」が最大の防御
シニア世代を狙った詐欺はますます巧妙になっていますが、「知っていれば防げる」ケースがほとんどです。難しいことはありません。大切なのは、「こんな手口があるんだ」と知り、家族や周りと情報を共有することです。
被害にあわないために、まずは以下のポイントを押さえておきましょう。
◎今日からできる詐欺対策のポイント
・「今すぐ振り込んで」は詐欺の合図!冷静に確認を
・電話やメールでの「還付金」「訴訟」「身内のトラブル」はまず疑う
・電話番号が変わったと言われたら、前の番号に折り返して確認
・留守番電話や録音機能を活用して、直接応答を避ける
・被害にあったら、すぐに警察(#9110)や消費者ホットライン(188)へ相談を
詐欺の手口は変わっても、《狙われやすいのは「不安な気持ち」や「親切心」》です。
あなたや大切な人が被害にあわないよう、正しい情報を持って、落ち着いて対応することが何よりの対策になります。
困ったときはひとりで悩まず、早めの相談が安心への第一歩です。
安全・安心な毎日を守るために、今できることから始めていきましょう。
更新日:2025年6月27日
参考URL:警視庁「知って防ごうネット詐欺!メールやネットで騙されない!」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/cyber/joho/sumaho_sagi.html
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