ワークショップで「体験」してみませんか?

ワークショップとは
近年、よく耳にする「ワークショップ」ですが、どのようなものなのかイマイチよく分からない、と思う方も多いのではないでしょうか。
ワークショップは、英語で書くと『workshop』。
「仕事場」・「作業場」を意味する言葉ですが、現代では参加者がコミュニケーションをとりながら作業を行う「体験型講座」という意味もあるのです。
セミナーとの違い
セミナーは、講師が一方的に教えるという形式で、参加者が受動的になります。ワークショップは参加者が自発的に取り組めるような場所(空間)を作り、参加者と講師、または参加者同士のコミュニケーションを大切にするスタイルです。よって、参加者が能動的・主体的になります。
ワークショップの種類
ワークショップは、大きく分けて下記の種類があります。
《ビジネス分野》
業務改善・商品開発などのプロジェクト進行の中で、ワークショップを行うことがあります。課題やアイデアをメンバー全員で積極的に議論・検討し、効率的に進めることができます。
《教育(自己啓発系)・研修》
講師と参加者が意見交換を行ったり、ロールプレイングなどの実践を交えながら学習するスタイルで、インプットとアウトプットの両方ができるため、学んだ知識・技術が定着しやすくなります。
《アート系》
芸術・映画・ダンス・演劇などのワークショップがあります。芸術表現や身体表現を体験し、学びを深める場として一般化しています。例えば、有名ダンサーを招いて一緒にダンスを楽しんだり、初心者がダンス体験できるダンスワークショップなどが行われています。
《ものづくり(ハンドメイド)》
手芸や工芸などを体験して実際にものづくりをするワークショップです。プロの技と知識に触れつつ、自分の手でものをつくることで、ものの価値や作り手の想いを体感することができる場です。
シルバー世代におすすめのワークショップ
楽しみながら健康効果も期待できるワークショップをご紹介します。
《写真教室》
マニュアル撮影時は、被写体の構図決めやピント合わせなどの作業を考えながら同時に行うことにより、左右の脳をバランスよく使う事ができるそうです。また、写真撮影時は、かがんだり立ったり、普段しない姿勢になったりするので、足腰を鍛える効果が期待できます。さらに、撮影でいろいろな場所に行くことで活動量が増え、体力アップにつながるそうです。
《盆栽教室》
盆栽を作る時は、理想の完成形をイメージしながら、剪定で両手を使うので、写真撮影と同様に、左右の脳をバランス良く使う事ができるそうです。さらに、盆栽に合わせる鉢選びも、イメージしながら行うので、脳の活性化につながるそうです。また、土や植物に触れたり見たりすることで、リラックス効果・やる気アップ効果が期待できるそうです。
《和太鼓教室》
姿勢を正し、打ち続けると結構な運動になります。腕だけでなく足腰も鍛えられ、筋力アップや血流改善により、肩こり・首こりの改善が期待できるそうです。何より、日ごろ出せない大きな音を、皆で合わせて奏でることは、とても気持ち良く、ストレス発散になるとのことです。
体験することで理解に実感がともなう
読書、オンライン講座、セミナー受講など、学ぶ方法はいろいろありますが、表面的に「理解したつもり」になりやすいものです。ワークショップでの学びは、実際にその場に行き、参加者同士で話し合い、講師に質問して興味のあることを深堀りすることができます。「知識として知っている」だけではなく、「体験して理解する」という過程を踏むことが、ワークショップに参加する最大のメリットなのです。
学びの秋。興味のあるワークショップに参加し、新しい体験を通じてコミュニケーションの場を広げてみてはいかがでしょうか。
<参考>
・おとなの住む旅 人生100年時代のトライアルステイ情報サイト https://sumutabi.net/8089
・健康カプセル! 元気の時間 https://hicbc.com/tv/genki/archive/211107/
更新日:2021年月11月12日
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