アイスコーヒーとの違いは? コールドブリューコーヒー

写真:クルミドコーヒー(東京西部にあるカフェ)の水出しアイスコーヒー/筆者撮影
コールドブリューコーヒーとは
冷たいコーヒーが飲みたい季節になりました。
最近はカフェのメニューでもよく見かけるようになった「コールドブリューコーヒー」。大手コーヒーメーカーやコーヒーチェーンでも販売されるようになり、TVCMも流れるようになりましたが、普通のアイスコーヒーと同じだと思っていませんか。実は作り方(抽出方法)が違うので、味わいも大きく異なるのです。
アイスコーヒーは、お湯で抽出したコーヒーを氷で急冷して作ります。これに対してコールドブリューコーヒーは、水で抽出して作ります。水出しアイスコーヒーともいわれています。
コールドブリューコーヒーの特徴
低温で抽出するため、抽出器具により異なりますが、出来上がるまでに約6~12時間かかります。ゆっくり抽出するので、苦み・渋みのもととなるカフェインやタンニンが溶け出しにくく、雑味のないすっきりとした味わいです。コーヒーが苦手な方や、カフェインを控えめにしたい時などにおすすめです。
かく言う筆者もコーヒーが苦手で、特にアイスコーヒーは苦くて飲めませんでしたが、自宅近くのカフェで水出しアイスコーヒーを注文してみました。ひとくち飲んで驚きました。苦みはほとんどなく、コーヒーの香りとともに爽やかな味わいがして、ちょっと感動するおいしさでした。
自宅で簡単においしく作れるんです!
コールドブリューコーヒーをお店で飲むだけではなく、家庭でも楽しめる抽出器具が販売されています。器具は大きく分けて2種類あります。挽いたコーヒー粉を水に浸して抽出する「浸漬タイプ」と、水を一滴一滴、点滴のように落として抽出する「滴下(ウォータードリップ)タイプ」です。コーヒーの成分をよく抽出するためには、深煎りの豆を使うのがおすすめです。グァテマラ・ブラジル・エチオピアなど、いろいろな種類の豆で試してみるのもいいですね。
アレンジ、いろいろ
◆フルーツブリュー
オレンジ・レモンの輪切りや、イチゴ、ブルーベリーなどを浸せば、フルーツの爽やかな香りと自然な甘みを楽しめます。
◆ミルクブリュー
水の代わりに牛乳で抽出する「ミルク出し」もおすすめです。牛乳のコクとゆっくり抽出されたコーヒーの香りが重なり、豊かな味わいです。脂肪分の異なる牛乳や、アーモンドミルク・豆乳・オーツミルクなどでも作ることができます。選ぶ豆やミルクの種類で多様なバリエーションが楽しめますね。
まとめ
新型コロナウイルス対策の自粛生活により、家で過ごす時間が増えてきている今日この頃。
こんな時だからこそ、家で丁寧に長い時間をかけて作ったコールドブリューコーヒーの味わいは格別なことでしょう。お気に入りのグラスを用意して、「おうちでカフェ気分」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
<参考>
・読売新聞/2021年4月19日 朝刊記事
・Foodie(フーディー)/三越伊勢丹グループが運営する食のメディア
https://mi-journey.jp/foodie/50726/
更新日:2021年5月14日
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