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特集!シルバー世代の素敵な働き方【第1回】

シルバー世代に働く「素晴らしさ」「楽しさ」をインタビュー形式でお伝えするコーナーです。
第1回は全国で820店舗展開する丸亀製麺さんで麺職人として活躍する西崎さんにインタビューを試みました。

プロフィール
西崎さん 入社3年 現在63歳
丸亀製麺 千日前店 勤務
同飲食業界未経験ながら60歳で丸亀製麺千日前店入社。前職は中国で日本語教師と言う異色の経歴の持ち主。制服の紺のラインは丸亀製麺の社内で麺職人として認められた人だけが許される証。丸亀製麺千日前店で活躍中。

思ってもいなかった麺職人への道

丸亀製麺で働こうとなぜ思ったのですか。

入社前、お客さんとしてうどんを食べに来ていて、スタッフさんを見ると私と同年代の方々がイキイキ働いている姿を見て自分にもできるんじゃないかと思い応募しました。

今までのお仕事で飲食店での勤務経験はあったんでしょうか。

いえいえ、全くありません。前職は中国で日本語教師をしていたので。。。
普段家庭では料理を進んでする方ですが、職業として経験はなかったです。

入社直後の研修は何をしましたか。

タブレットでうどん、てんぷらの作り方、接客など基本内容を見た後、実務に入ります。店長や先輩スタッフについてもらって実技で覚えていきます。店長のOKがでれば独り立ちになります。

現在担当されているお仕事は何ですか。

麺を作る製麺の仕事が主で湯煎も手伝うこともあります。丸亀製麺と言えばお店で小麦粉からうどんを作ることがウリの一つ。私もお店に積み上げられている小麦粉からうどんを作っています。

茹でたてのうどんをすくう道具「うどんかき」。扱いが難しそうに見えるが西崎さんは1週間ほどで習得できたそうだ。

毎日小麦粉から作るとなると、重労働ではないでしょうか。

小麦粉の袋は約12キロ。塩、水を加えて作っていくので生地はもっと重くなります。慣れるまで筋肉痛が絶えなかったですね。体が慣れるまで2ヶ月くらいかかったでしょうか。

体力が必要なお仕事。今まで続けられた理由は何でしょうか。

うどん作りは奥が深くて面白い。毎日、同じ味のうどんを作り続けるためにその日の気温、湿度によって水の温度や塩の分量を考えながら作っていく。生地の仕込みを考えながら進めて行くところが楽しくて仕方ない。手を抜いたらおいしくないうどんができてしまいます。本当にわかりやすい。

麺作りにハマッたんですね。

はい。会社では数年前から麺職人を増やしていく方針で、「麺職人」制度を作りました。私もチャレンジして麺職人の資格を持つことが出来ました。制服の紺のラインがその証でもあります。この年で責任をもって仕事に取り組めるのはありがたいことです。

60歳の新人スタッフ。与えられた仕事は全力で!先輩スタッフには積極的に話しかけること。

西崎さんの勤務シフトはどのようになっていますか。

平日の週5日に9時から18時のフルタイム勤務が基本。事前に分かっている予定があれば平日休ませていただくこともあります。今は体を動かしていることが健康につながっていると思っているので、週休2日あれば充分。忙しい日は残業することもあります。

入社時、年下の先輩スタッフに対して気を付けていたことはありますか。

私は、人見知りもしないタイプなので構えることなく話しかけるようにしていました。無理に敬語は使っていなかったとも思いますが、柔らかい話し方をするように心掛けていました。 もちろん、与えられた仕事をきっちりこなすことに全力で取り組んでいました。

サイドメニューとして人気なのが揚げたてサクサクの天ぷら。白ごはんにお好みの天ぷらを乗せてミニ天丼にして食べるのもオススメ

お店の特徴を教えてください。

店長が私たちパートナーの面倒見も良くて、明るい雰囲気を作ってくれています。主婦、学生、外国人留学生と様々ですが店内はファミリー感覚ですね。楽しい職場で毎日充実していますね。

千日前店は人通りの多い難波のど真ん中にある店舗。外国人観光客も多く訪れます。

フルタイムで働き続けるとますます元気に!

シルバー年代の働くメリットは何でしょうか。

私にとっては、デスクワークより体を動かしている方が健康的になりましたね。勤務も決まった時間にしていただいているので規則正しい生活が送れる。丸亀製麺は、働く年代や国籍まで様々。スタッフとのコミュニケーションで世間の流行も分かりますし、時代についていけている感覚があります。今は東南アジアの外国人留学生が多く、違う文化の方々と触れ合えることも新鮮ですね。給与だけじゃない、得られることが大きいと思います。

シルバーの同年代の方でこれから転職しようと考えている方に対してメッセージをお願いします。

この仕事について良かったと思うことは、充実感を味わえることですね。千日前店は難波の中心地にある忙しい店舗。外国人のお客様も多くいらっしゃいます。毎月1日の「釜揚げの日」は時計を見る時間もないくらい忙しい。気が付けば18時ってこともありますね。でも、やりきった時の達成感は、いくつになっても必要なんじゃないでしょうか。過去の経験にこだわらず、ゼロからスタートできたことが私には良かったかもしれませんね。興味があることは勇気をもって一歩踏み出してほしいですね。

今後の目標を教えてください。

麺職人の★を一つでも多くしたいですね。
目標は高い方がいいじゃないですか。その為には麺職人になる人を育てていかなければいけない。どうしたらうまく人に教えられるかをこれからも日々考えながら仕事に取り組んでいきたいですね。

60歳で異業種から転職し、うどん作りの魅力にハマッた西崎さん。麺職人の仕事だけではなく、千日前店のアットホームな雰囲気があるから丸亀製麺は働きやすいという言葉が印象的でした。また、仕事を通じて得られる生き甲斐、目標、達成感が日々の充実感につながる。麺職人がいる丸亀製麺千日前店。お近くに寄られた際は美味しいうどんを是非ご賞味あれ!

丸亀製麺 千日前店

大阪府大阪市中央区難波千日前11-20

(取材協力)

丸亀製麺(株式会社トリドールジャパン)の求人はこちらからご覧いただけます。

https://toridoll-job.com/toridoll/brand/marugame.htm
※今回の記事は取材時点(2019年6月)の内容です。
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