コーヒーと健康

以前は体に悪いものと認識されていたコーヒーですが、研究により健康効果が期待できる飲み物ということが続々と明らかになっています。今回はコーヒーの効果・効能について少し掘り下げていきます。

コーヒーに期待できる効果・効能

〇覚醒作用
〇活性酸素を抑制、シミやしわに効果
〇動脈硬化や心臓病の予防
〇脂肪燃焼効果でダイエット
〇肝臓がんや大腸がんの発症リスクを下げる
〇リラックス効果
〇糖尿病や認知症の予防

また国立がん研究センター（多目的コホート研究）の糖尿病との関連を調べた研究では、「コーヒーを飲む量によって6グループに分けて比べたところ、コーヒーをよく飲む人たちでは男女とも糖尿病になる割合が少なかった。研究グループによれば、糖尿病は精神的なストレスが原因の一つになっていると考えられ、コーヒーのストレス抑制効果が働いた可能性がある」という結果が発表されています。

コーヒーをほとんど飲まないグループと飲むグループを比較した場合、「全死亡リスク及び心疾患、脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクが減少」という結論になっており、コーヒーには健康効果を秘めている可能性があるようです。

飲む時間・量には注意

〇夜に飲むと睡眠を阻害する（カフェインによる覚醒作用）
〇利尿作用による脱水症状、睡眠の阻害
〇カフェイン過敏症の人は注意
〇妊娠中の人は飲む量に注意

まとめ

何気なく飲むコーヒーに、こんなに健康効果があるとは驚きですね。大前提としてブラックコーヒーに限った研究結果です。筆者のように砂糖を入れたり、クリームを乗せたりして、1日に何杯も飲むと、糖分・脂肪分を摂り過ぎてしまい、逆効果になってしまいます。また健康への効果が期待できるからと言って、飲み過ぎは禁物です。カフェインの代謝量には個人差があり、もっともリスクを下げるのは1日に3～4杯だと言われています。適度に美味しくブラックコーヒーをいただきましょう。

＜参考＞
朝日新聞デジタル
https://digital.asahi.com/articles/ASP4F4TJWP3NUBQU001.html?iref=com_apitop
国立がん研究センター
https://epi.ncc.go.jp/jphc/outcome/3527.html

更新日：2023年1月13日